リースバック取引の基本的な仕組みについて

所有者が不動産を専門の会社に売却して、賃貸借契約を締結するのがリースバックの大きな特徴です。不動産を売却し多額の資金を調達しつつ、そのまま使い続けることができる仕組みになっています。この仕組みを利用すれば見かけの所有者が変わらないため、外部の人たちに資金繰りが悪化していることを知られる心配がありません。誰にも知られず多額の資金を調達したいと考える企業や個人にとって便利な仕組みです。

不動産を売却すると税金やメンテナンスなどの負担も専門の会社に移すことができます。リースバックを利用した場合、金融機関からの融資よりも簡単な手続きで迅速な資金調達が可能です。担保や保証人は不要で厳格な審査もないため誰でも気軽に利用できます。一時的に所有権を失いますが買戻し特約があるのが通常です。

第三者への譲渡制限規定のあるプランを選ぶと、状況が好転してからスムーズに買戻しを行うことができます。買戻しを行った場合、外観上だけでなく権利上も所有者が変わらないことになります。柔軟な資産運用によって多額の資金を調達し様々な目的に使いたい場合に、リースバックは大きな効果を発揮します。この仕組みによって得られた資金は設備投資や新規事業の立ち上げ、新たな市場への参入などに使用できます。

不動産のまま資産を保有しているよりも収益性が高まるというメリットがあります。無理をせずにリースバックを活用したいのであれば、賃料が手頃なプランを選ぶとよいでしょう。

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